へんぺんメモ

つぶやき程度に更新中。 管理人・仲川麻子(麻吉)のメモ。ただの日記。たまにお知らせも載ります。

もろもろ駄目

だけどまあ色々。
明日も仕事だけど、いま2時だけど、気晴らしに最近読んだ本とか。
あんまり読んでないし、殴り書きだけど。

長嶋有
長嶋有漫画家計画というアンソロジーがあって、
そっちで一番よかったのがカラスヤサトシの同名漫画でした。
カラスヤサトシもアフタの読者コーナーかなにかでしか読んだことなく、ちょっとした衝撃。
で、漫画がよかったから小説も〜というわけじゃないんだけど、
小説ではどういう感じなのか、というよりも原作と漫画の違いに興味があったのと
長嶋有ならこれかなーと思ったんで読んだのでした。
ちなみに「ジャージの二人」は映画と漫画で読んだけど、どっちもピンと来ませんでした。
けっこう作風が広い作家なのかな。
で、やっぱり漫画とは別もので小説には小説の形にしかない
おもしろさがあるなーという点でもおもしろかった。
漫画にはある登場人物が出てこないんだけど、
その登場人物に関わるエピソードはたぶん小説でしか成り立たない。
あとは、主人公の隣の家の娘が美大の卒制で立体作品を作ってるんだけど、
展示に行って初めて油絵科にいると知った、というエピソードのリアルさが、
そういうごくごくさりげないリアルさがいい。
話自体はゆったりしてるけど、言葉の力を感じて好きです。

題名が覚えられません。借りました。
ハルキストではないですが、短編の何本かは好きです。
長編は家にあった「国境の南、太陽の西」と会社で拾った「ノルウェイの森」しか読んでません。
で、感想。


自分は意外と村上春樹に期待していたんだなあ…。


読んでがっかりしている自分に、一番びっくりしました。
とりあえずノーベル賞は消えたんじゃないでしょうか。


主人公の苦しみ自体はまあまあ分かるんだけど、
孤独を感じてる人間が「孤独だ孤独だ」って言うものだろうか、
孤独がどう認知されるかを描くのが小説なんじゃないのか、とか、
36才になって彼女に言われてやっと過去と向き合うって今までこの主人公は一体何を、とか、
そういう主人公に対して友人やさしすぎだろ、とか、
ひとこと「寂しい」と言って次の日から頑張って生きていけばそれでいいんじゃないでしょうか。
な、多崎!


うう、人の作品にあれこれ言うのは楽だなあ…(遠い目)